良かった作品 2022年5月
2022-05-31

ゲーミングうちゅうじん

https://www.pixiv.net/user/245189/series/92968

気まぐれでプレイしてみた格闘ゲームで軽く捻られた最強宇宙人が顔真っ赤になりながら格ゲーにのめり込んでいくウェブ漫画。アメコミっぽい画風がとても良い。

どうしたら強くなれるのか。二度とあいつに負けたくないという、歯を食いしばるほどの悔しさ。それを熱に転換して、ひたすらに研鑽に費やす過程。新たな技を発見したときの衝撃。格ゲーに夢中になり、全力で楽しんでいる姿に目頭が熱くなる。格ゲーのいろはを丁寧に一から解説している漫画になっているのもすごい。魂を感じる漫画だった。

オーラリメイカー

https://www.amazon.co.jp/dp/B081H6SMY7

とある恒星系で、惑星軌道が操作されている痕跡が見つかる。謎に包まれた星系儀製作者《オーラリメイカー》の正体を探しに行くところから始まるSF小説。

宇宙における上位存在とは、知性とは、生存戦略とは。これぞSFという感じで楽しく読めた。ラストシーンがかなり好きで、読後感も良かった。

彼方のアストラ

https://shonenjumpplus.com/episode/10833497643049550210

ジャンプ的な作風で宇宙冒険SFをやる漫画。5巻完結済み。いわゆる仕掛けがあるタイプの漫画で、終盤の展開には痺れた。かなり面白かったです。

バラバラだった仲間がいろんなトラブルを乗り越えて成長して仲良くなっていく過程をしっかり描いて、キャラを掘り下げることが終盤の展開に効いてくる。キャラも良く、幼馴染組が特に好きでした。

これ描いて死ね

https://gekkansunday.net/work/4740/

離島の高校を舞台にした学園部活もの。或いは漫画描きの漫画。

漫画が好きなんだという叫びが聞こえてくるような作品だった。漫画に救われた人間、漫画に苦しめられた人間、自分の描いた漫画が目の前の人間にぶっ刺さっていたことに心を動かされてしまった人間。作者と読者の両視点を交互に描いているのが良い。好きなものに向かって全力で取り組む姿。漫画って良いもんですね。

十三機兵防衛圏

https://13sar.jp/

13人の少年少女による群像劇アドベンチャー + タワーディフェンスの2つを軸としたゲーム。ついに Switch で発売されたので、毎日少しずつ遊んでいました。

13人の主人公の話をそれぞれ読んでいくんですが、最初はまあよく分かりません。急に巨大怪獣が襲ってきて、機兵に乗って戦うことになって...。世界も謎だらけで、本当に何も分からないんですが、分からないなりにちゃんと面白いのが体験として良かった。何がどうなってんの!?が楽しさに繋がるのは結構新しい感覚だったかも。

実際、話はかなりややこしいです。登場人物は多く、時系列はシャッフルして語られる。何人かの登場人物は終盤まで真の目的が隠されていたりする。世界の謎が隠されているのはいいとして、行動原理が分からないのは感情移入がしにくく戸惑う部分もあったり。

キャラが本当に良かっただけに、SF要素の説明パートに押されて日常描写が少なかったことが悔やまれる。三浦とナツノさんが特に好きだった。あと東雲先輩。あの腕を押さえながらの走りモーションがとてもかわいい。

なんというか、全体を通してノスタルジーを感じるゲームだった。SFっぽい見た目に反して、あまり新しいことはしていない。既存のさまざまな作品からのオマージュを取り入れつつ、それをうまくミックスしている感じ。

プレイ時間は35時間くらいでした。いや~、面白かった。

twitter: @hukurouo < thank you !