紹介 / 感想を書きます。
ブランクスペース
普通の女子高生が普通じゃない不思議な力を持った女子高生と出会うところから始まる物語。SFガール・ミーツ・ガール。
作者さんがツイッターで言っていた「青春モノ大好き人間(担当編集)と青春モノ大嫌い人間(自分)が、一緒に作ったらこうなった!という漫画」という表現がまさにその通りといった感じで、なんともアンビバレンスな魅力を持った作品だと思います。
友達として大好き
ぱっぱらぱーで脳内がエロで埋まっているギャルと、規則第一でルールに厳格な生徒会長。両極端な二人が体当たりでコミュニケーションを交わし、互いの足りないところを補い合い、少しずつ軌道修正していく話。
雰囲気はラブコメそのものなんですが、実際にやっているのは二人が友達になるまでの話で、対話をすることで少しずつでも相手のことを知っていこうということを丁寧に描いている。基本的に最後はギャグで落とすのも、ドラマチックになりすぎない感じで良かった。
推しの子
キャラ萌え漫画。『かぐや様は告らせたい』が好きだったら読んで損は無いと思います。最初はアイドルものなのかな?と思っていたのですが、2巻時点ではミステリ要素と日常ギャグ描写が強いなという印象。
とにかくキャラが立っており何をやっても面白い。いまいち方向性が定まらないところはありますが、意図的に色々やっているのではという気もする。
きたない君がいちばんかわいい
ダークな退廃的百合漫画。普通の平坦な日常描写をしっかりと時間をかけて描いているのがすごい。少しずつ道を踏み外して深みにハマっていく過程、徐々に壊れていく感じが上手いこと強調されている。
特に3巻終盤の展開が凄まじく、ここからようやく本編が始まるという宣言にも聞こえるタイトル回収が最高でした。
ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう
このゲームは主に以下の3つで構成されている。
- 仲間を集めて悪の結社を打ち倒すまでのストーリー
- 女衒シミュレーションでお金稼ぎ
- ターン制PTバトルでダンジョン攻略
それぞれの要素はかなりシンプルなのですが、これらを調和させるゲームデザインが見事で、全体で見るとかなり面白いゲーム体験だった。
最初は主人公達はダークヒーロー的なポジションなのかなと思っていたけど、最初から最後までちゃんとした悪役をやっていた。主にやっていることは女衒、人狩り、テロ行為。「一緒に悪い事しよう」のタイトルに偽り無しです。各キャラの行動原理も正義のためとかそういうんじゃなくて、皆個人的な理由で動いてるのが良かった。
ヒロイン勢の中ではアンテナちゃんが一番好きだった。戦闘でも大活躍でした。「ギッタンバッコンなのである~!」が最高。初のアリスソフトだったけど、かなり良かった。戦国ランスとかも名作という噂を聞くし、いつかやってみたい。