よかった小説 2019
2020-03-03
# 良かった作品

紹介 / 感想を書きます。

天冥の標

長編SF。1巻の終盤から最終巻までずっと面白かった。致死率がバカ高い謎の疫病「冥王斑」が流行してパンデミックになる話がかなり好きだった。その後感染者が非感染者から隔離されて人類vs人類の構図が生まれ物語の軸となっていくのも良いですね。覇権戦略に適合した植物が宇宙を支配していく過程とかSF的な面白さをきちんと描きつつ、全編通してきちんとボーイミーツガールをやっていたりと人間ドラマの面でも隙が無く、とにかく面白かった~~~!

今夜、すべてのバーで

アルコール依存症の男の話。なにかに依存して寄り掛かりどこまでも落ちていく感じがリアルでよかった。社会不適合者の心理というか、分かるな~という部分も多々あった。この小説は最後のオチがすごく良く、読後感は意外にも爽快だった。マイナス地点から始まり紆余曲折を経て最終的にスタート地点に戻る、みたいな話が大好き。

かがみの孤城

不登校の少年少女が好きな人は読んで損は無いと思う。何を書いてもネタバレになりそうでアレですね。とにかくエンタメ濃度が高い小説で、割と分厚かったけど一気に読んでしまった。おすすめです。

君の話

類型的な恋愛モノだと思っていたんですけど、予想以上に良かった。主人公は架空の記憶を買い架空のヒロインとの思い出を回想するんですけど、その内容があまりにも良く、本当に良かった。こんなに良いことってあるんだと若干泣いてしまった。ラノベっぽい設定をめちゃくちゃ綺麗に書いてあるのがすごいのかな。秒速5センチメートルが好きなオタクは絶対に読んで・・・。


他、良かった小説 『medium 霊媒探偵城塚翡翠』 『少女庭国』 『儚い羊たちの祝宴』 『屍人荘の殺人』 『なめらかな世界と、その敵』 など